鍼灸師による痛みのメカニズムの説明

痛みのメカニズムを説明したいと思います。

痛みは苦痛なのでよくないものと思いがちです。でもこのメカニズムがわかると痛みをただ悪いものとして捉えるのは危険だなとわかっていただけるのではないでしょうか。

痛みは身体への信号なのです。どんな信号かと言いますと酸欠が起こっていることを教えてくれているのです。

主に真皮、筋膜、関節包、骨膜に酸欠不足を教えてくれるセンサーがあります。このセンサーで酸欠を察知した時に痛みを教えてくれるのです。

酸素の供給は血液でしてくれています。

筋肉を使いすぎ疲労回復のために必要な酸素量がないと痛みとして出ますし、関節を包み込むものを関節包と言いますが、捻挫で損傷をきたすと血流が遮断されるので酸欠を起こします。ですから身体が酸欠になるほど頑張ってくれていると教えてくれているのです。

痛みを感じた時は自分の身体に感謝する時なのです。

でも痛みは苦痛なので鎮痛剤に頼りたくなるかと思います。そしてそれらの信号をブロックするのが鎮痛剤です。

痛みを悪いものと捉えるとすぐに鎮痛剤で対処したくなるかと思いますが、安易な痛み止めはかえって取り返しのつかないことにもなりかねません。

緊急時には鎮痛剤は止むを得ないと思いますが、

痛みは本来は自分の身体に感謝する時です。酸欠の状態を無視し痛みだけを取ることは、長い間酸欠の状態で身体に無茶させることになります。

酸欠だよと教えてくれているのですから、自分の身体に感謝し、酸欠になっている原因を取り除いて行くことが大切なのです。

例えばお風呂に入って体を温めることもそうですし、ストレッチや運動をすることもそうです。

他にそれらの原因を取り除くのがいわゆる民間療法になって行くのです。

特に東洋医療はこの酸欠を取り除くことに長けている医療だと私は思います。特に鍼灸です。

これらの血流不足には自律神経の乱れ、過度の使いすぎ、疲労、筋肉のパフォーマンスの低下など色々とあります。

それらを見極めてできるのが鍼灸なのです。

痛みとは何かをお伝えしましたがいかがでしょうか。

後日鍼灸治療の5つの効果としてブログにもアップさせていただきますのでお楽しみにしていただけたら嬉しいです。

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